今日の朝刊から---気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2005年8月1日付
●FTA日タイ交渉大詰め、自動車関税きょう再協議(読売・9面)
●公用車運転手に低燃費走行研修、経産省(読売・9面)
●「2年後にはスズキを抜こう」箕浦輝幸・ダイハツ工業社長(読売・11面)
●鈴鹿8耐、清成・宇川独走V(読売・21面)
●琢磨8位、FIハンガリーGP(読売・21面)
●ヤナセ書類送検へ、不正車検問題(読売・35面)
●新車人気すぐ失速、読めない売れ筋、メーカー苦悩(朝日・7面)
●自動車保険、高級感で勝負(産経・8面)
●ダイムラー社長「退任は自主的判断」(日経・7面)
●第2回品質経営度調査、トヨタ首位に、トップの対応など分析(日経・9面)
●ユニプレス、中国広州市に車部品金型工場(日経・9面)
ひとくちコメント
日本とタイの自由貿易協定(FTA)を軸とした経済連携協定締結に向けた協議が大詰めを迎えている。昨夜、中川昭一経済産業相がバンコク市内でタイのソムキット副首相らと会談を行ったが、完成車を中心とした自動車分野の関税の扱いで、タイ側が難色を示したため「合意するまでには至らなかった」という。
きょうの読売など各紙が報じているが、きょう1日も協議を続けて「大筋合意にこぎ着ける方針」(読売)だという。
日タイの協議は昨年2月に開始。農業分野では、日本が自由化に消極的なコメなどを例外にすることで、この3月に合意しているが、自動車・同部品分野は、日本側がタイに2010年までの関税撤廃を求めたのに対し、タイ側は国内産業への影響を懸念し、より長い猶予期間を主張するなど隔たりが大きく、結論が持ち越されていた。