ポルシェAGは、27日の取締役会および監査役会で、新たなモデルレンジを開発・生産することを承認したと発表した。ニューモデルはプレミアムクラスの4シーター4ドア・スポーツクーペで、パワーユニットはフロントに搭載され、後輪を駆動する。
ニューモデルは『911』『ボクスター/ケイマン』『カイエン』に続くポルシェ第4のモデルレンジとなる。
伝説の耐久レース「カレラ・パナメリカーナ」から車名は『パナメーラ』と名付ける。マーケットへの導入は2009年の予定。
新たなモデルレンジに対する投資は開発費を含め、総額10億ユーロを超える見込み。このモデルについてポルシェは、年間で2万台以上の販売を見込んでいる。
パナメーラの生産拠点は、SUVモデルのカイエンとハイパフォーマンススポーツカー『カレラGT』が生産されているライプツィヒ工場となる予定で検討中。
すでに稼動しているアセンブリーホールの大規模な拡張工事を2006年度に行う必要があり、ライプツィヒ工場が最終的にパナメーラの生産拠点と決定した場合、この工場だけで新たに約600人、プロジェクトの進行に伴い、バイザッハのポルシェ研究開発センターとパナメーラのエンジンを生産予定のツュッフェンハウゼン本社工場でも約400人の新たな雇用が創出される見込み。