今日の朝刊から---気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2005年7月14日付
●米デルファイ、曙ブレーキ株売却(読売・8面)
●ガソリン1リットル125円 11年振り高値(読売・9面)
●再リコール車また不具合、三菱ふそう、整備士、指示守らず(読売・37面)
●日産ディ・コマツ トラック運行管理システムを開発へ(毎日・8面)
●景気「踊り場脱却段階」金融経済月報、日銀が上方修正(東京・1面)
●佐川、タイに進出(日経・1面)
●石綿、遅すぎた禁止、縦割り行政動けず(日経・3面)
●中国乗用車販売10%増、上半期、日韓は好調、VW激減(日経・9面)
●トヨタ・GM合弁、160億円投じ設備刷新、増産に備え生産性向上(日経・13面)
●けいざいじん:豊田自動織機社長、豊田鉄郎氏、高いハードル自ら設定(日経・15面)
●ホンダなど自動車3社リコール(日経・42面)
ひとくちコメント
中国市場における今年上半期(1−6月)の乗用車販売台数が明らかになった。きょうの日経が報じているが、前年同月比で10.6%増と二ケタの伸びを示している。「年初から春先まで販売不振が続いたが、ここに来て増勢に転じている」(日経)という。
メーカー別では、北京現代自動車はタクシー向けの出荷が急増。広州本田汽車(広州ホンダ)は経済性の高い小型車『フィット』や実質値下げした『アコード』が売れたという。トヨタ自動車、日産自動車なども好調で日韓の合弁会社が大健闘。半面、独フォルクスワーゲングループは大きく落ち込んでいる。
中国自動車工業協会のまとめによると上半期の販売台数は184万3000台。広州ホンダは前年比32.5%増の10万6203台、東風日産が同120.2%増の6万6476台、一汽トヨタが同65.8%増の6万3000台。反日デモなど政情不安の影響は最小限に止まっているようだ。