12日のカナダGP決勝レース中、ギヤボックスのトラブルにより一旦はレースを諦めたBARホンダの佐藤琢磨。だが残り24ラップとなったところでレースに復帰。
最終的にはブレーキから発火してリタイアとなったが、ラップ数を稼ぎ、貴重なデータ収集を実現した。
「今日は非常に残念な結果に終わったよ。いい週末になることを期待していたからね。僕にとってもイベント満載の午後となった」
「スタートはあまり良くなかった。そしてターン1、ターン2で苦戦した。その時にザウバーの1台に追突されてディフューザーとリヤウイングの一部を失い、ドライビングが困難になってしまった」
「その後ギヤボックスにトラブルが発生し、マシン後部自体を交換しなければならなくなった。珍しいことだがデータを収集したかったし、ポジションを上げられる可能性もあった。ただし、マシンの調子はあまり良くなく、ハイドロ圧も低すぎた」
「最終的にはリヤブレーキがロックアップして、レースは終了した。メカニックは僕をレースに復帰させるためにものすごく頑張ってくれた。それだけに完走出来なくて残念だよ」
「でもこの週末には良かった点もいくつもある。前を向いて、インディアナポリスでもっといい結果を得られることを願おう」と佐藤琢磨はコメントした。