IRL=インディカーシリーズならではの魅力が満載されたレースとなったもてぎ戦(30日決勝)。2人の日本人ドライバー、松浦孝亮とロジャー安川が白熱の地元戦を戦い抜いた……。
ロジャー安川(ドレイヤー&レインボールド・レーシング、ホンダ/ダラーラ)は、最後列21番グリッドからのスタートながら、一時は巧みな作戦と絶好のタイミングにイエローフラッグが振られる“運”にも恵まれ3位までポジションアップしたが、突然のエンジンブローで無念のリタイアとなった。
ロジャー安川:「出足は好調で今日はイケルという感触を得ていた。後方スタートだったので、コーションの度にピットインを繰りかえすなど、少しでも前に出る作戦を取りながらチャンスをうかがった」
「序盤で、ペースの遅いグループに阻まれ周回遅れになったが、63周にチームの作戦が当たり、3位で走行中にイエローコーションとなった時は、“今日はついている。運も味方している”と思った」
「しかし、レースも折り返し地点を過ぎたあたりで、エンジンの異変を感じ113周目に突然マシンから白煙が上がりエンジンブロー。初日から何故かスピードが上がらず原因探求をしていたのだが、マシンの何かが抵抗になってエンジンに負担がかかってしまったのだと思う。沢山の人達の応援を受けていただけに、今回のリタイアは本当に悔しい」