気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年4月11日付
●中国「反日」拡大、広州・深センで3万人デモ、日本料理店や日系デパート投石相次ぐ(読売・1面)
●愛知万博100万人突破 開幕17日目(読売・1面)
●中国デモ拡大、日本企業懸念強める、自動車「売り込み時期」目前(毎日・2面)
●人気ランキング、軽自動車販売台数(毎日・8面)
●富士スピードウェイリニューアル=雑記帳(毎日・27面)
ひとくちコメント
中国での反日デモが拡大している。
9日の北京に続き、広州市では10日、反日団体がインターネットでデモを呼びかけ大学生らが集結。在広州総領事館が入居するホテル前や日系スーパーが入る商業施設前で反日を叫んだ。日本製の自動車をひっくり返す騒ぎも起きている。
きょうの朝日を除く各紙が1面トップのほか、社説、国際面、社会面などで大きく報じている。
このうち、毎日などは「生産拠点を集中させ、巨大市場としても有望視している日本企業にとって、大きな懸念材料になりつつある」と、懸念している。
また、自動車メーカーにとっては、4月下旬に中国最大の自動車ショーが上海で開催されるが、新車の売り込みや情報交換が活発化する時期だけに、今回の反日デモの影響を心配する声も少なくない。