フォード、カナダの燃料電池プログラムにフォーカスで参加

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フォードは、『フォーカス』をベースにした燃料電池車(FCV)の「フォーカスFCV」5台を、カナダ政府が進める燃料電池車のプログラム「バンクーバー・フューエル・セル・ビークル・プログラム(VFCVP)」に提供したと発表した。

このプログラムの予算は、5年間で900万ドル。フォーカスFCVは、ハイブリッド式燃料電池車の一つで、ハイブリッド技術と燃料電池の利点を活かすことで航続距離、走行性能の向上の実現を図った。

フォーカスFCVは、外観も走りも、現行フォーカス・セダンと同じで、ボンネットの下に最新式のハイブリッド・エレクトリック・パワートレインを搭載する。また、フロアパンの下には、水素燃料電池と補助エネルギーシステムが収納されており、パワートレインに電気エネルギーを供給する。

トランクルーム内には、再生可能な水素燃料を貯蔵するタンクを備えている。バラード・パワー・システムズ社の燃料電池パワートレインを搭載しており、この燃料電池パワートレインにはニッケル水素バッテリーと電子油圧式のブレーキ・バイ・ワイヤーによる回生ブレーキシステムを組み合わせた。

フォードは、今回カナダ政府のプログラムに提供する5台のほか、市販レベルのフォーカスFCVを今年末までに米国やドイツで実施予定の燃料電池車実証試験プログラム用に25台提供する予定。

《レスポンス編集部》

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