三菱自動車工業は1日、自社集計速報による2004年度の国内販売台数が22万7035台(前年度比36.6%減)になったと明らかにした。今年1月に発表した事業再生計画での計画値22万3000台を4000台余り上回った。
三菱は昨年5月に発表した当初の再生計画では04年度の国内販売計画を30万台としていた。しかし、リコール問題によるイメージの悪化や新商品不足で年度半ばには大幅な下方修正を余儀なくされた。
05年については「リスクを最大に織り込んだ必達計画」(三菱)として22万4000台を掲げている。04年度比でほぼ横ばいの計画であり、今後、リコール関連などで新たなトラブルが発生しない限り、達成可能といえそうだ。