愛・地球博、イタリア館の目玉展示は約2400年前の制作と推定されているブロンズ像の「踊るサテュロス」。1999年に偶然、漁船の網にかかり深海から引き上げられたもので、国外展示はこれが最初で最後と言われている。
そのイタリア館ではフィアット『500』(チンクェチェント)も眼をひく。実際のボディーにフィアットブランドのホワイトチョコレートをコーティングしたもので、まさに塗装前の車体を表す「ホワイトボディ」となっている。
チンクェチェントは、1957年から20年間で約400万台が生産された不朽の大衆車。フィアットの経営は迷走しても、このクルマは依然としてイタリアのシンボルだ。