1月27日にマイナーチェンジを行なった、スバルのクロスオーバーSUV『フォレスター』。フロントマスクのデザインを一新し、メカニズム的にも大規模な変更が加えられた。
このマイナーチェンジについて開発を取りまとめた、富士重工商品企画本部 井上清さんは「今回の変更では、エクステリアデザインはもちろん、NAエンジンやAWDシステムを改良し、スバルの持つコアテクノロジーを改善方向に務めています。さらにアクティブライフを支援するために、ユーティリティの価値を高める改良を多数実施しています。マイナーチェンジではありますが、フルモデルチェンジに匹敵するダイナミックチェンジです」とコメント。
実際にエクステリアの大がかりな変更に筆頭に、NAエンジンは『レガシィ』の2.0iで採用されたSOHCユニットを搭載するなど、大規模な改良が行なわれている。
インテリアでも撥水シートの採用や、防水性のあるラゲッジルームに変更するなど、登場から4年目を迎え、大きく変更している。
今回は雪上の取材会ということもあり、その効果をすぐに実感することができた。アクティブトルクスプリットAWDは駆動力配分の制御が素早くなり、滑りやすい路面での安定感が増している。
さらにインテリアに採用された防水アイテムは、雪が付いたままの服装で乗り込んだり、雪の上に置いた荷物をそのままラゲッジに放り込んでも、汚れを気にすることがない。
ほかにも細かい点での変更点は非常に多く、マイナーチェンジの域を超えた、まさにダイナミックチェンジという言葉が似合う内容に仕上がっている。(つづく)