F1は毎シーズンのようにレギュレーションが大きく変わっているが、今年も「2グランプリ1エンジン」という大きなレギュレーション変更があった。
それに対し26日のホンダレーシング体制発表記者会見で、ホンダF1プロジェクトリーダーの木内健雄は、「一応目処はついた」とコメント。
新型エンジン「RA005E」について「軽量、低重心等、昨年より進化したものを開発した。レースで十分なパフォーマンスを発揮しながら2レースを持たせるということで、例によってオフの間はいろいろ試行錯誤したが」と述べる。
また、B・A・Rテクニカルディレクターのジェフ・ウィルスは、度重なるレギュレーションの変更に絡めて、「すべてのテクニカル・レギュレーション変更はシャシー、エンジンの再設計になり、コストが増える」という。
「だからパフォーマンスと、コストをテクニカル・レギュレーションで抑えることは不可能だと思う。将来は、もっと安定したレギュレーションが欲しい」と、本音をにじませた。