気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年2月21日付
●新車見積もりネツトで手軽に、販売店に出向かず(読売・6面)
●京都議定書発効、追い風、省エネビジネス活況(朝日・7面)
●三菱ふそう、リコール 届け出まで2年、平均の2倍以上 国交省03年度分析、全メーカー中最悪(東京・1面)
●裏道の混雑もカーナビに、全道路の渋滞情報配信。07年度にも経産省・トヨタなどソフト開発(日経・1面)
●JNTOとトヨタが広告、愛知万博外国人客誘致(日経・9面)
ひとくちコメント
国土交通省が03年度の自動車リコール届けを分析した結果を発表した。きょうの東京、日経が取り上げているが、このうち、三菱ふそうトラック・バスは、届け出までに全メーカー平均の2倍以上の約2年もかかり、最も遅かったという。
記事によると、欠陥による最初の不具合発生からリコール届けまでの全メーカーの平均期間は10.3カ月で、最短のスズキは5.1カ月。三菱ふそうは24.8カ月で最長だった。
届け出までの期間が最長となった理由について国交省は「三菱自動車からの分社化(03年1月)に伴って経営陣が変わり、届け出作業が遅れていた一部の欠陥がリストアップされ、順次リコールしたことも影響した」と分析している。
今回の分析結果は2年前のこと。リコール問題が大きくクローズアップされ始めた昨年の届け出期間が注目される。