【ストラーダ HDS930長期リポート その3】デザインにもこだわりを見せる

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ストラーダ『HDS930』は、パナソニック・オートモーティブズ・システムズ社(PAS社)が、市販モデルとしては初めてラインナップした2DINモデルだ。2DIN-AVNといえば「表面の大部分を液晶パネルが占める」という姿をすぐに思い浮かべる。デザイン上の制約はかなり多いだろうが、黒いボディにブルーのイルミネーションという、ストラーダのデザインアイデンティティはHDS930にもしっかりと継承されている。

「2DIN-AVNですから中央に画面を置いて、左右にコントロール用のハードキーを置くという基本スタイルは踏襲しています。というより、このあたりは構造の問題もあって、大きく変えることができません。ですから、デザインのために許される範囲というのは非常に狭い。その限られた条件の中で、OEMモデルとはひと目見ただけ違うと印象を与えるデザインを目指し、それをしっかりと表現しました」とと語るのは、HDS930のデザインを担当したパナソニックデザイン社のAVCネットワークデザイングループ・オートモーティブシステムチームの野瀬弘之主事。

ひと目見ただけでOEMの2DIN-AVNとの違いを感じさせる点。それは曲線でラウンドさせた表面部だ。センターコンソールとの一体感を目指すため、OEMモデルはフラットなデザインとなることが多いものの、HDS930は左右のハードキー設置部を前に出し、曲線を描くカバーでモニターを取り囲んでいる。

また、CD/DVD、MD、SDカードスロットなど、オーディオ関連の挿入口があるところはブラックのカーボン調パネルを使っており、ボディと同色ではあるが、カーボン調パネルを使うことで見るひとにワンポイントの違いを与えるなどの工夫がなされていることも特徴のひとつだ。

野瀬主事は「青色のイルミネーションをどのように光らせるかにも神経を使いました。ハイエンドモデルですから、あくまでも上品に光らせなくてはならない。装飾のための光であると同時に、夜間にハードキーを使いやすくするための光でもありますから」とも説明する。

ハードキーは左にオーディオ、右にナビ関係となるが、配置は一部を除いて左右対称となっている。このあたりにもデザインへのこだわりが感じられる。

《石田真一》

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