【トヨタ ヴィッツ 新型発表】ボディ寸法とユーティリティ

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【トヨタ ヴィッツ 新型発表】ボディ寸法とユーティリティ
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新型トヨタ『ヴィッツ』(1日発表発売)は旧型に比べ、ボディサイズが大幅に拡大された。デビュー当時のヴィッツは国産ベーシックカーのなかではトップクラスのユーティリティを誇っていた。

が、ホンダ『フィット』という強力なライバルが出現したことで、ラゲッジ容量が205リットルと小さいことや、居住空間の絶対寸法が少し小さいといったネガも目立ってきた。

それらはボディサイズによる制約が原因であり、新型はサイズ拡大によってほぼすべてのネガが潰されている。全長は、Bセグメントモデルのなかでも小さめの部類に属していた旧型から110mm延長され、3750mmに。

室内寸法拡大のカギを握るホイールベースは90mm増の2460mm。これは国内最大のライバル、フィットを10mm上回り、ミニバンタイプを除く国産ベーシックカーのなかでは最高値だ。全幅も5ナンバー枠いっぱいの1695mmと、余裕のサイズ。

このボディ拡大により、室内寸法は大幅に拡大された。室内長は旧型比80mm増の1865mm。タンデムディスタンス(前後席の距離)は45mm拡大され、880mmとなった。これはホンダ・フィット、日産『マーチ』を抑え、ブッチ切りのクラス最高値である。

弱点であったラゲッジスペースの狭さも改善され、旧型の205リットルから274リットルに拡大。全長の長いフィットの382リットルには負けるが、マーチの236リットルを大きくしのぐ。さらに後席を前にスライドさせれば363リットル、後席を畳めば最大738リットルの容量を確保することができる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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