日産自動車は、スイスのジュネーブで開催される2005年ジュネーブモーターショーに、SUVのコンセプトカーの『ザルート』(ZAROOT)を出展すると発表した。(既報)
ザルートは、日産の考える将来のスポーティSUVの概念を具現化したモデルで、本格的なオフロード性能の価値観に近未来的でスポーティなスタイリングを組み合わせたコンセプトカーとしている。
外観は伝統的なSUVのデザインテイストを感じさせながらも、スクエアな塊感のあるデザインとした。ガルウイングタイプのドアを採用し、従来のSUVとは違う印象に仕上げた。ドアは、AピラーからCピラーまでキャビン全体におよぶ長さを持ち、Bピラーは存在しない。五角形のドアやアーチを描くルーフラインが特長だ。
また、フロントは、切り落とされたノーズ形状によりフロントオーバーハングの最小化を実現しているほか、グリル形状は現在の日産車の象徴のアングルドストラットタイプを採用した。さらにヘッドランプは特徴的な縦型を採用した。