23日、三菱「ランサーWRC05」はWRC=2005年世界ラリー選手権で華々しいデビューを果たした。ターマックスペシャリストのジル・パニッツィ(ドライバー)とエルベ・パニッツィ(コドライバー)が総合3位に入賞した。
MMSP=三菱自動車モータースポーツ社の鳥居勲社長は「3カ年計画は機能している。情熱と忍耐は報われた。シーズン開幕に表彰台に上れたということは、これから先の自信とモチベーションになる」と語る。
「三菱は戻って来た」と、ドライバーのパニッツィ。「我々自身も含め、誰もがそれをわかっただろう。チームのメカニックもエンジニアも誇りに思っていい。とくに選手権で最も有名なイベントでこの成績を挙げたことが重要。モンテカルロはモンテカルロなんだ」
またテクニカル・デイレクターのマリオ・フォルナリスは「1年前、我々は多くの不安を抱えてここにやって来た。フィニッシュできたのは嬉しい驚きだった。今年はファンタスティックな走りで、表彰台の上で競技を終えた」と振り返る。
いっぽうチーム新顔のハリ・ロバンペラ(ドライバー)とリスト・ピエティライネン(コドライバー)は、モンテカルロの難コースで完走という目標をクリアしただけでなく、7位に入賞した。ロバンペラは2001年以来のターマック出走だった。