【CES 05】パイオニアはAVNを追加した2モデル構成

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北米市場で好調な販売実績を残しているパイオニアのカーナビは、その勢いをさらに伸ばすべく新たにAVNモデルを投入。従来からのモデルも地図データなどの更新を行い、全2モデル構成で、北米市場での主導権を握りたい考えだ。

CES=コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(米ラスベガス)に出品された、パイオニアが投入するAVN型カーナビ『AVIC-D1』は、日本市場と同様、2DINサイズにCDやFM/AM放送レシーバー、それに6.5型ワイドモニターとDVDカーナビ機能を一体化したもの。

ただし、このモデル、DVDナビをベースとしながらもDVDビデオの再生には対応していない。その理由はAVNである以上、運転席への取り付けが前提となるわけで、フロントでの動画再生に対して厳しいカリフォルニア州の規制を考慮してのことだという。

あくまでDVD動画はリアシートで視聴するものという考え方に基づいて開発が行われたというわけだ。

そのため、セパレート型の『AVIC-N2』では、DVD映像を後席で再生することができるということで、日本の『DVD楽ナビ』と同様、メモリーナビ機能を搭載。一度地図をメモリーすればDVDビデオを再生しながらでもナビ機能が楽しめる。

それと、パイオニアのナビにはもう一つ魅力的なフィーチャーがある。それは「トラフィックレシーバー」機能である。これは、サテライトラジオXMが提供中の交通情報の受信機能を利用するもので、全米で20都市が対象。

XMの基本料金9.99ドルに加え、3.99ドルのオプションとなるが、その情報は日本のVICS並みの内容になっているという。障害情報として表示されるアイコンをクリックすればその内容が即座にわかるし、情報によっては通過時間までも把握できるという。

それと、全シリーズともタッチパネル機能を備え、たとえばXMの受信チャンネルは表示されるアイコンにタッチするだけで受信内容が切り替わる。また、加速の“G”を計測したり、ドライブ中のデータをグラフィカルに見せるエンタテイメント機能は両機種ともに備えられている。

価格はN2が1800ドルで、一方のD1は未定。だが、イクリプスのAVNがDVDビデオ再生機能付きで1900ドルであることを考えれば、いくらエンタテイメント機能が備えられているとはいえ、それを下回ることは確実。

パイオニアのカーナビが北米市場で高級カーナビであることに変わりはないが、2000ドルを下回ることで北米市場でのカーナビもさらに拡大していく可能性は充分ある。

《会田肇》

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