ホンダはデトロイトモーターショーで、同社として北米初となるピックアップモデル『リッジライン』を発表した。
ビッグスリーを始め、トヨタ、日産など、フルサイズトラックをラインナップしているメーカー各社は、ボディとは独立した完全なラダーフレームを持っているが、北米のトラック市場初参入のホンダには同様のプラットフォームが無い。
そこで、ホンダが出した答えが「ユニ・フレーム構造」の採用だ。モノコックのフロア部分に、完全なボックス断面のフレームと、7つのクロスメンバーを新たに組み合わせたことで、平均的なラダーフレームに比べ20%もの軽量化に成功。
255馬力の3.5リットル/V6エンジンや、5ATやVTM-4WDシステムといったパワーユニットの他、サスペンションコンポーネント、ドア、インテリア等は既存のSUV『パイロット』と共有するが、フレーム部分では実に93%が新開発。
1/2トン積みの荷台や、5000ポンド(約2.3トン)のトーイング性能など、トラックとしてのヘビーな使用にも耐えられる仕様となっている。