スバルが12月24日に発表した新型車『R1』。キャッチフレーズは「スーパースモールカー」だ。全長を軽自動車枠より115mm短い3285mmに抑えた、軽自動車のパーソナルスペシャリティである。モデルの源流は2003年の第37回東京モーターショーに出品されたスモールサイズの電気自動車『R1e』。軽自動車の大半が、全長3400mm、全幅1480mmという寸法規制値ぎりぎりの大きさで作られているのに対し、R1eはリアシートをプラス2程度のスペースに抑えることで全長を縮め、小さいことに積極的な価値を見いだせる軽自動車作りというコンセプトを提案していた。R1はその思想を受け継ぎながら、パワーソースをレシプロエンジンに変更するなど実用性を高め、市販に至ったものだ。量産型とほぼ同じ仕様のモデルが今年の第38回東京モーターショーに参考出品されていたので、その姿をすでに見たという読者もいることだろう。軽自動車といえば、かつては実用性一辺倒で選ばれていたが、最近はバリオルーフを備えたダイハツ『コペン』が人気を博すなど、価値観の多様化が進んでいる。R1は所有することに誇りや喜びを持てるプレミアムスモールという、スバルの新しい価値観が盛り込まれたモデルなのである。
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