日産から2日に発表された新型ミニバンの『ラフェスタ』は最近のミニバンにしては、角ばったボディ形状をしている。
このスタイルは開放感を高めるため、大きなウィンドウエリアを得るための手段でもあるのだが、他にも取り回しが楽になるというメリットがある。
ボンネットが他のミニバンのようにのようにスラントしていないので、前方の車両感覚がつかみやすく、ガラスエリアが広いので、周囲の状況もよく見える。さらに『マーチ』のようにヘッドライトの上部が突起しているので、そこがフェンダーマーカーの代わりにもなる。
最小回転半径もクラストップレベルとなる、5.1mを実現。さらに運転席のシートリフターもリフト量をクラス最大級の60mmとするなど、小柄な女性でもフィットできるドライビングポジションを目指している。
日産自動車商品企画本部セグメント・チーフ・プロダクト・スペシャリスト横山泰造氏は「ボクシーなデザインは男性的なイメージもありますが、実は小柄な女性が運転しやすいというメリットもあります。ラフェスタは、平日に奥様が運転するという状況も考慮して、取り回しが楽なパッケージングを狙っています」とコメント。
実際にラフェスタは、他のミニバンに比べれば車両感覚が掴みやすく、取り回しは楽そうだ。さらに日産得意の、サイドブラインドモニターもオプションで用意されている。車庫入れが苦手な奥さんがいる家庭にはラフェスタはオススメかもしれない。