商用車が集められたホール5は、訪れる人も少なく閑散とした雰囲気。しかしここでもコンセプトカーを発見した。ルノー『トラフィック・デッキアップ』は、SUVの将来形を探る目的がある。コンセプトカーでありながらルノーの乗用車がブースを構えるホール1に展示されなかったのは、商用ユースが主体の『トラフィック』がベースであることと、このコンセプトカーは1月のブリュッセル・モーターショーで先にワールドプレミアされたものだからだ。トラフィック・デッキアップはトラフィックからホイールベースが80mm短縮され、Cピラーより後方は名前の通りオープンデッキとなっている。後席と荷台はシャッター状のガラスで仕切られているが、これをルーフに収納すれば後席は荷台後方までスライドさせることができ、開放的なベランダ感覚を得ることができるという。アウトドアと快適な室内のクロスオーバーというところだろうか。ドアはいわゆる観音開きタイプで、将来のミニバン・パッケージングのありかたをリサーチする目的もあるのかもしれない。
「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術 2025年9月11日 ルノーは9月8日、IAAモビリティ2025において、新型『クリオ』(…