トヨタ自動車は15日、今月18日から開催される「第11回ITS世界会議 愛知・名古屋2004」で公開されるテクニカルツアーのうち、同社が豊田市内のフォレスタヒルズで行う「トヨタショーケース」をマスコミ向けに先行公開した。
ITSに対する同社の取り組みや、開発中のものを含めた最先端ITS技術を搭載したクルマの体験試乗会が実施された。
トヨタショーケースでは「20XX年には車、交通社会はこうなる」をテーマに、トヨタグループが開発中の最先端技術について紹介している。すでに実車へ搭載可能な技術については、試乗というかたちで参加者自身がそれを体験できるようになっているのが最大の特長。
プリクラッシュセーフティや、レーダーコントロールによる追従走行などは市販モデルにも反映されているが、それを実際に体験できる場はほとんど無い。
今回のトヨタショーケースでは、ダミーポールにクルマを実際に衝突させることでプリクラッシュセーフティがいかに有効かを体感できるし、ドライバーがアクセルやブレーキ操作を行わないのに、クルマが自動で前走車を追いかける低速追従モードの挙動を自分の目で確かめることができる。
このトヨタショーケース、ITS世界会議の開催中は、会議参加者を対象に有料(1万2000円)で行われる予定だ。