日産の福祉車両は「ライフケアビークル」名と付けた、ユーザーニーズに合わせた3タイプの福祉車両をラインナップしている。東京モーターショー(11月2日から、幕張メッセ)では、その3タイプ全ての福祉車両を様々なモデルで見ることができる。
一つめはクルマの乗り降りを補助する機構が組み合わされた「アンシャンテ」シーリズ。このタイプには、『エルグランド』のようなミニバンに、電動ステップが装備される簡易的なものから、助手席回転シートやリフトアップシートといった本格的なものまで揃っている。アンシャンテシリーズでは『ティーダ・ラティオ』などが展示される予定。
二つめは「チェアキャブ」シリーズ。これは車いすに乗ったままで、車内に乗り込むことができるタイプ。リアゲートからスロープを使い車内入るタイプと、電動リフターが装備されていて、楽に車内に入ることができるタイプが用意されている。チェアキャブでは、『キャラバン』などが展示される予定だ。
三つめは「ドライビングヘルパー」シリーズと呼ばれる、手動運転装置が付いたタイプ。これはアクセルやブレーキ操作を腕だけで操作できるようになっていて、下肢の不自由な方でも運転ができるクルマ。
このタイプは車種のラインナップが豊富で、『マーチ』から『ティアナ』や『フェアレディZ』といった、Lサイズセダンからスポーツカーまで豊富なラインナップを用意している。東京モーターショーにはフェアレディZが展示される予定になっている。