14日にアメリカで発売が始まる2005年モデルアキュラ『RL』(日本名ホンダ『レジェンド』)にスタンダード装備される「アキュラリンク・サテライトコミュニケーションシステム」に注目が集まっている。
北米では初のスタンダード・リアルタイム・トラフィックインフォメーションを搭載しているためだ。
このシステムは、ドライバーの現在地と目的地に応じたパーソナルな道路状況の情報を提供する。事故、渋滞などの情報を頻繁にアップデートし、ナビゲーションシステム上にグラフィックでディスプレイする。
システムはXMナビトラフィックサービスを利用し、ロサンゼルス、ニューヨーク、デトロイト、シカゴなど20の大都市周辺のフリーウェイ状況を逐次更新。XMサテライトによってドライバーに届けられる。
アキュラリンクは05年モデルRLにスタンダード搭載、XMの使用料は最初の12カ月間がトライアル期間として無料で提供される。
ドライバーが平均して1年に50時間を渋滞の中で過ごす、というデータがあるアメリカで、目的地に最も速く到達できるルートを提供できるサービスは業界の注目を集めている。