【モバイル放送】会田肇が解説…いきなり厳しい!!

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●モバイル端末の開発は熟成不足

まして、この受信のためには専用のモバイル端末を購入しなければならないし、そのために6万−7万円程度の支払いをしなければならないとなると、おいそれとは手を出せない人が多いのではないだろうか。

なかでもこの専用端末のバッテリー持ち時間が105分しかないと聞いて驚いた。これでは片道1時間程度の通勤時間である人は往復では使えないということになる。

ただ、ビルの谷間や電車内での利用時に衛星電波のフォローを行うギャップフィラーは当初1000カ所程度しかなく、東京、名古屋、大阪の3大都市圏でも中心部のみの対応となる。裏返せば、専用端末のバッテリー持ち時間はこれらの地域での利用を意識した結果とも感じ取れる。

通勤時の利用はこの放送のターゲットの一つとしているだけに、ハード面でのこのスペックではあまりに心許ない。これまでの準備期間中、もう少し端末の開発に力を注ぎたかったところではある。

また、車載用の端末についても発表があったが、一つはモバイル放送自身が販売を行うクレードルレシーバーで、一応10キーの搭載や曲名表示などを行うディスプレイが備わっている。価格も4万円台とモバイル端末に比べればはるかに安い。それでも受信料と別に支払うレシーバーの価格としてはまだ割高感はある。

もう一つはアルパインが参考出品の形で出展していたもので、同社製ヘッドユニットに組み合わせて使うことを想定している。ただ、アルパインによれば「モバイル放送が発売した機器よりははるかに高い設定となる」らしく、となると普及価格にはほど遠い価格になりそうな感じだ。

●とてつもなく激しい荒波
●料金が高い。地上波デジタルもあるし……
●モバイル端末の開発は熟成不足
●圧縮による質の低下、気になる?
●気がついたら普及してた

《会田肇》

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