【モバイル放送】会田肇が解説…いきなり厳しい!!

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●料金が高い。地上波デジタルもあるし……

最大の問題。それは地上波デジタルとの関係だ。現在、地上波デジタル放送のエリアは徐々に拡大しており、このままいけば数年のうちに日本全国で受信が可能になるだろう。地上波デジタルはゴーストが全くない上に、ハイビジョンであるHD放送の高画質とデータ放送というコンテンツを用意している。しかもNHK以外は無料で受信ができる。

2011年にはすべての放送がデジタル化されてしまうため、その普及は否応なしに進んでいくのは確実だ。ただ、モバイルに関しては受信に対する著作権の管理方法が決まっておらず、現段階でも具体的なスケジュールは見えてきていない。しかし、業界筋によれば1−2年のうちにはその辺もクリアされて、クルマでもモバイルでも地上波デジタルの受信が可能になる準備が進んでいるという。

このままでは有料放送であるモバイル放送の優位性はほとんど感じられなくなってしまうのは避けられない。

次にサービスを受けるための料金。このモバイル放送は、視聴契約を結ぶことでコンテンツを受信することができる有料放送サービスとなっている。開局当初のチャンネル数は映像チャンネルが7ch、音楽・音声チャンネルが30chで、データ情報サービスが約60タイトル用意される。

これを受信するためには、基本使用料400円とコンテンツのパッケージ別の視聴料金(300−2080円)が必要で、映像+音楽・音声チャンネルのセットだと2080円、映像チャンネルのみ、もしくは音楽・音声チャンネルのみの契約では1380円が必要となる。また、データ放送サービスは300円の視聴料を支払わなければならない。

ちなみにアメリカですでにサービスが始まっている「XM」では音声放送のみとはいえ、10ドルを切った料金を設定している。毎月映画1本見るつもりで、あるいはCDを1枚買うつもりでいればさほど高くないように思えるが、月額で支払う料金としては類似サービスでは高額の部類に入ることは間違いない。

●とてつもなく激しい荒波
●料金が高い。地上波デジタルもあるし……
●モバイル端末の開発は熟成不足
●圧縮による質の低下、気になる?
●気がついたら普及してた

《会田肇》

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