10日まで開催中のパリモーターショーでは、イタリアのランチアが、小型MPVの『ムーザ』を展示していた。ムーザは、ランチアのハッチバック『イプシロン』のデザインを踏襲しながら、居住空間を拡大したお洒落なMPVだ。
ムーザは、長さ4000x幅1700x高さ1660mmで、車内はゆったりしており、さらに“GranLuce”と呼ばれるサンルーフによって、いっそう開放感を味わうことができる。ボディカラーは、ブラウンやパールなどの落ち着いた色を中心に16色。内装もレザーと布の2タイプから選択できる。
エンジンは、100bhpの1.9リットルと70bhpの1.3リットルのマルチインジェクション・コモンレール式ディーゼルエンジン、そして95bhpの1.4リットル16Vガソリン・エンジンの3タイプが用意されている。
さらに1.3リットルと1.4リットルエンジン車では、“D.F.N”(Dolce Far Niente)ギアボックスが、選択できる。D.F.Nギアボックスには、「セミオートマチック」と「オートマチック」2つのモードがある。
クラッチペダルが無く、セミオートマチックでは、シフトレバーを「+」か「−」の方向に押すだけで、ギアチェンジできる。また、オートマチックには、「ノーマル」と「エコノミー」の2種類がある。