【新アウディA3 スポーツバック海外試乗】その1 新顔&スポーツキャラに変身…河口まなぶ

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誰がいったか今では忘れてしまったが、僕のメモには「Never Follow!!」という言葉が記されていた。アウディの首脳陣は、つまり、メルセデス・ベンツやBMWとは明確に異なるベクトルへ推し進めていくことをその言葉に託したのだった。

7月の終わりにニース/モナコで開催されたアウディ『A3スポーツバック』の国際試乗会に参加した。初めて参加したアウディの試乗会で、僕は改めてこの会社が今まさに推し進めているブランド変革を確認できたように思えた。それを表すのに、冒頭のひとことはじゅうぶん以上のものだったといえる。

A3スポーツバックは、すでに日本でも発表済みである3ドアの『A3』に対して、5ドアハッチバックボディを与えられた、いわゆる追加モデルであることに違いないが、実際目にするとA3ベースの派生モデルといったほうがふさわしいほど差別化が図られている。

見た目におけるトピックはやはりフロントマスクに鎮座する「シングルフレーム」のグリルだろう。『A8』の一部の車種に始まり、日本でもつい最近発表されたばかりの上級車種『A6』にも通ずるそのグリルは、今後のアウディのデザインアイデンティティとなるもの。これをA3クラスにまで降ろした意味は大きい。つまりこの先では、よりいっそうメルセデス・ベンツやBMWとは違う方向へ進むことの表れだと認識できるからである。

同時に見た目においては、そのボディ形状もこれまでの5ドアとは異なるものとされる。真横からフォルムを見てわかるように、このボディ形状こそ「スポーツバック」というサブネームを体現したもの。従来の5ドアハッチバックよりはワゴン的ながら、クーペっぽい雰囲気も醸し出している。アウディではこのスタイルをして「クーペスタイル」だといっているが、確かにその言葉がわからなくもない仕上がりだ。(つづく)

《河口まなぶ》

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