気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年8月25日付
●法人所得ベスト10 日産復活 首位は5年連続でトヨタ(読売・2面)
●日産ディーゼル 路線バス720台リコール(読売・37面)
●三菱自動車、東南アジアに活路求める、ローラー作戦、車種拡大(朝日・12面)
●ガソリンなど卸売り4円値上げ(毎日・3面)
●燃料電池、バイクにも ホンダ四輪用を小型・軽量化(東京・8面)
●トヨタ、マレーシアで「パッソ」生産、来年から(東京・8面)
●「人を守る」車造り強化、安全装備を拡充、トヨタ ベルト警告全車搭載。ホンダ 赤外線で歩行者感知(日経・1面)
●マツダ、米で車種拡充、来年新ミニバンなど発売(日経・11面)
ひとくちコメント
2003年度の法人申告所得ランキングで7932億円を計上したトヨタ自動車が5年連続でトップをキープした。民間信用調査機関の帝国データバンクが発表したもので、きょうの各紙が取り上げている。
連結純利益が1兆円を上回るトヨタだけに、連続の首位は驚くこともないが、今回、特筆するべきことは、カルロス・ゴーン社長の大胆な改革によって、日産自動車が2790億円で9位に大躍進したことである。日産がベスト10に返り咲いたのは1982年度以来、実に21年ぶりのことだという。
また、2位はNTTドコモ、3位は日本生命保険だったが、ホンダは前回の3位から後退したものの、3366億円で金額ベースでは前年比6.4%増で4位。
このほか、自動車関連では、スズキが前年の37位から順位を下げたが54位となり、日野自動車が95位、分社化した三菱ふそうトラックも100位に躍り出た。