23日、ダイハツから発表・発売された新型軽自動車の『ムーヴラテ』。車名に「ムーヴ」を付けているが、見た目やインテリアは全く別のクルマのように仕上がっている。だが、ムーブとの共用しているパーツは75%と意外に多い。
エクステリアのボディパネルや、インテリアのインパネやシートといった目に見える部分に関しては、ほとんどムーヴラテ専用に開発された専用パーツだが、プラットフォームのフロア部分や足回りに関しては、大部分をムーヴから流用されている。
また、エンジンに関しては基本的にはムーブと同じ、58psのNAエンジンと64psのターボエンジンが搭載されているが、ムーヴラテにはイオンを検地して燃焼を制御する触媒早期活性化システムや、自己再生機能により浄化性能を高めたインテリジェント触媒が、他車に先駆けて搭載されている。
その結果、NAの2WD車では☆☆☆☆の平成17年(2005年)排出ガス基準75%低減レベルを達成している。この触媒システムに関しては、今後ダイハツの軽自動車に採用されていくことになる。
ムーヴラテは大部分をムーヴから流用しながらも、ほのぼのとしたスタイルと、いち早く環境に優しいエンジンを手に入れた軽自動車なのだ。