【新聞ウォッチ】トヨタの世界生産700万台、張社長きょう会見

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年7月20日付

●金融再生、ザ・セイホのいま、損保「自動車」で火花(読売・11面)

●点検工場手回らず 三菱車クラッチ欠陥リコール遅れ、顧客「休業補償を」(朝日・27面)

●国内販売、続く前年割れ、有力な新車なく、5カ月連続、景気回復基調、決算は最高益続出なのに(産経・8面)

●「高速2人乗り解禁」生かせ! 二輪市場活性化期待高まる(東京・9面)

●風雲メガバンク、明暗分ける融資先、三菱自動車「追い風」双日複雑(東京・9面)

ひとくちコメント

猛暑、大洪水の3連休が明けた。きょうはトヨタ自動車が午後2時から都内のホテルで恒例の年央会見を開催する。張冨士夫社長をはじめ、副社長以上の首脳陣が顔を揃えるが、好調な本業そのものよりも三菱東京・UFJ統合、三菱自動車支援などのテーマが焦点となることが予想される。

こうしたなか、18日朝刊の日経が1面トップで「トヨタ世界生産700万台、2005年海外比率5割へ」というタイトルで現地化が加速していることを報じた。05年には、中国・天津、欧州・チェコの新工場が相次ぎ稼動、フォードを抜き、首位のGMを射程内に入れるという。

日経の記事では「死角はゼロ」と読み取れるが、きょうの産経によると、国内の新車販売市場は5カ月連続前年割れの状態が続いており、張社長も「国内販売はどうもよくない」と語るなど、トヨタも例外ではない。

きょうの会見で国内販売担当の役員らがどんなテコ入れ発言をするのか注目したい。

《福田俊之》

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