トラック業界がまとめた6月の普通トラックの新車販売台数は、前年同月比9.4%減の8066台となり、2ケタ近いマイナスとなった。前年が首都圏の排ガス規制強化に伴う特需で、レベルが高かったことから、大きく落ち込んだ。
普通トラックのうち、大型トラックは同7.2%減の3911台、中型トラックが同11.4%減の4155台だった。
メーカー別では、一連のリコール不正事件の影響で、三菱ふそうが同29.5%減の1879台となり、シェアも23.3%と、前年同月と比べて6.6ポイント低下、3位になった。いすゞも同12.9%減の1885台、日産ディーゼルが同1.2%減の1637台で3社ともマイナス。
この中で日野だけが同10.4%増の2665台と大幅に販売を伸ばしている。
日野はブランドイメージが低下している三菱ふそうの顧客を集中的に攻めて、顧客を奪っているとの見方も。