20日のアメリカGP、佐藤琢磨の初表彰台に沸いたB・A・R・ホンダ。2度目のセーフティーカー導入直後に最大のライバルであったフェラーリが2台連続ピットインを敢行したにも関わらず、B・A・R・ホンダはこれを見送ったことで、佐藤は一時10位まで順位を下げる結果に。
デイビッド・リチャーズ代表はピットストップを逃したことを作戦ミスであったことを認めた。「(セーフティーカーが)あれほど長いものになることを予想すべきだった」
リチャーズ代表によると、テクニカルディレクターのジェフ・ウィリスがクラッシュしたラルフを目撃した際に、ラルフが意識もはっきりしていて無事なことを確認できたのだという。
「だから『どうしてすぐにマシンから降りないんだ?』と思ったよ。実際はトラック上にたくさんの破片が散らばっていたために、あれだけの時間がかかったんだ。あのセーフティーカーの長さで作戦は台無しになった。我々はまだ若いチームだし、ミスを犯すこともあるさ」とリチャーズ代表は弁明した。