クライスラーはダッジ『ラム』のラインアップに2つのハイパワーピックアップを追加した。ピックアップは日産など日本メーカーの参入により競争が激化しているが、その中で「タフ、ハイパフォーマンス」のイメージを打ち出す戦略だ。
追加投入されるのはダッジ・ラム「パワーワゴン」と「SRT-10クワッドキャブ」で、今年の秋から2005年モデルとして登場する。
パワーワゴンはダッジ・ラム「2500」をベースに、トーイングなどの能力をアップさせた「働くトラック」。33インチのタイヤがスタンダードとなっている。エンジンは「HEMI」V8で345HP。
SRT-10クワッドキャブは、今年の初めにクライスラーが出したレギュラーキャブ・パフォーマンストラックの4ドアバージョンで、エンジンはダッジ『バイパー』にも使われているV10、500HPを使用。
フォード『Fシリーズ』と日産『タイタン』をライバルに見据え、より速く、パワフルなモデルを展開することで、「もっともオフロ−ド能力の高いピックアップ」を宣伝するクライスラー。今後もプロダクトラインの充実をさらに広げる、という。