スッキリとした顔だちは上品だが、迫力という点では大人しい。室内は低めのフラットなフロアで、セカンドシートがワンタッチでたためて乗り込みしやすいのは特徴。それに全席座りやすいのはいい。
とくに3列シートも両サイドのアームレストもかけやすく虐げられ感はない。もっともルーフはやや低めとなる。
ハンドリングもライバル同様スムーズで安心感のある走りだ。特筆すべきは3リッターV6の可変シリンダーエンジン。クルージングに入ると3気筒走行で低燃費を誇り、パワーと燃費を両立させている。乗り心地についても、うまくまとまった印象だ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★★
津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本GPに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバーを経て、モータージャーナリストとして活躍。カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブドライビングスクールの校長も務める。