トラック業界がまとめた4月の普通トラックの販売台数は、前年同月比2.5%増の4674台となった。首都圏のディーゼル排ガス規制で、トラック需要は好調に推移して2ケタの伸び率で推移してきたものの、伸び率が大幅に低下、ここにきてトーンダウンした。
大型トラックは同4.8%増の2263台、中型トラックが同0.4%増の2411台で、中型トラックの伸び率がとくに低下している。
メーカー別では、日産ディーゼルを除く3社は前年を上回った。最も高い伸び率を示したのはいすゞで、同13.5%増の1374台、シェアは2.8ポイント上がった。日野は同1.4%増の1475台だった。大型トラックのタイヤ脱落リコール事件があった三菱は同0.6%増の1244台で、事件の影響は軽微にとどまった。
日産ディーゼルは大型トラックの販売が落ち込み、同11.7%減の581台だった。