国土交通省と日本道路公団は21日、高速道路上で新たにETC装着車を対象とした『夜間・長距離割引社会実験』を始めると発表した。
現行の料金制度でも長距離割引(100km−200kmの区間料金を25%割引、200km以上3割引)があるが、今回は深夜0時〜早朝4時の時間帯に料金所を出入りするか、この時間帯をまたいで高速道路を走行する車両を対象に、走行距離200kmを超える区間料金の割引率を60%として計算する。
現行料金からの割引率は走行距離300kmで約10%、500kmで約20%、800kmで約30%などとなる。東京〜大阪間(514km)は、普通車で2500円、大型車で4150円、また東京〜福岡間(1107km)は普通車7400円、大型車1万2200円ほど安くなる。
実験は4月27日の深夜0時から10月26日の朝4時まで。おもに長距離トラックを狙った割引実験だが、GWや夏休みなどに行楽・帰省する一般車のドライバーにもメリットが見込めそうだ。