ホンダは、氷点下20度Cでの始動を可能にした自社開発のスタックを搭載した燃料電池車『FCX』の米国での公道テストを今月から順次、2州で始める。7日のニューヨークモーターショーのプレスデーで発表した。
テストを行う場所は今月から始めるカリフォルニア州と今秋からのニューヨーク州。このうちカリフォルニア州では、2003年から稼動させているホーム・エネルギー・ステーション(HES)から供給する水素を使用する。
HESは天然ガスから水素を発生させ、同時に熱と電力も供給できる家庭用のコージェネ・システム。ホンダは、将来の水素社会における供給の1形態に位置付けており、可能性を探る。