次期アキュラ『RL』、つまりホンダ『レジェンド』がFRセダンになるのではないか、という噂は以前から絶えなかった。しかしホンダが選んだのは、3.5リットルV6横置きエンジンに、新開発の4WDシステムを組み合わせる方法だった。
この4WDは、前後の駆動力を7:3から3:7まで無段階に配分し、さらに後輪左右の駆動力を0:100から100:0まで無段階に配分するというもの。ホンダでは「SH-AWD」=スーパーハンドリング全輪駆動と呼ぶ。
「アキュラはスポーティーなイメージがある。今回のRL(=レジェンド)によってその路線がより明確になった。アメリカ人にも理解しやすくなった」とアメリカ在住のジャーナリスト、桃田健史氏は分析する。