気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年3月31日付
●三菱自動車再建、政策投資銀に1000億円要請、産業再生法も申請へ(読売・1面)
●コスモ石油の新社長に木村弥一副社長(読売・10面)
●三菱自動車、豪州生産から撤退検討(朝日・10面)
●トヨタ総会前倒し、6月23日開催「準集中日」も回避(朝日・11面)
●道路公団4法案、衆院で審議入り(毎日・11面)
●トヨタ館が最後の起工式、愛知万博主要施設(東京・8面)
●「総額」でない自動車、複雑な税制浮き彫り、外車ディーラー便乗値上げ(東京・9面)
●経産省計三種、新車担保に融資(日経・7面)
●中国の意匠権侵害、ホンダ、4輪も提訴(日経・13面)
ひとくちコメント
愛・地球博(愛知万博)の開催まであと359日。トヨタ自動車などグループ17社が愛知万博に共同出展する「トヨタグループ館」の起工式が30日、愛知県長久手町の万博会場予定地で行われた。
トヨタ自動車の張富士夫社長をはじめ、トヨタグループ17社のトップが一堂に顔を揃えたほか、設計運営を請け負う電通の成田豊会長ら関係者約70人が出席した。きょうの東京が経済面で取り上げている。
現地では100人以上の報道関係者が取材に参加。筆者も初めて会場予定地を視察した。博覧会関係者によると長久手会場の工事の進捗状況は「30%程度」という。秋頃までにはトヨタグループ館などが相次いで完成、2005年3月25日からの一般公開の準備に取りかかる。
今回の愛知万博は豊田章一郎名誉会長が会長を務めるなど、“トヨタ博”の色彩も濃く、期間中1500万人の入場予定者をクリアできるかどうかもトヨタなどの今後の広報・PR戦略が大きく影響するものとみられる。