トヨタ自動車は、タイで、顧客と販売ディーラーをつなぐ最先端の新ネットワークシステムの「e-CRB」(カスタマー・リレーションシップ・ビルディング)を26日から導入すると発表した。
タイ版の「GAZOO」(ガズー)とG-BOOKで、26日から開催されるバンコクモーターショーで披露・実演する予定。
e-CRBは、日本のGAZOOとG-BOOKをベースに、タイの顧客向けに構築したシステム。具体的には、カーライフなどに関する様々な情報を提供する会員制サイトの「e-TOYOTACLUB」と販売ディーラーのオペレーションシステムの「i-CROP」で構成する。
e-TOYOTACLUBは、会員制ウェッブで、GAZOOと同様に、エンターテイメントやコミニティなど、幅広いコンテンツを掲載しているほか、カタログや見積りの依頼も可能。トヨタオーナー向けに、ユーザー専用ホームページオーナーログズも設定、メンテナンスアドバイスやイベントのお知らせが配信される仕組み。
また、i-CROPは、整備履歴や走行距離などの情報を総合的に判断して顧客の携帯電話メールに送信したり、コールセンターにサービス入庫の案内をテレフォンコールするよう指示するなど、カスタマーリテンション機能を備えている。
走行距離は顧客が携帯電話でウェブサイトから入力することで更新されるが、将来的にG-BOOKにような車載端末が投入されれば自動的にシステムに反映される。
同社では、e-CRBをタイでスタートし、順次導入エリアを拡大していく。