オフシーズンテストも大詰めに入り、B・A・R・ホンダではジェンソン・バトン、佐藤琢磨、テストドライバーのアンソニー・デイビッドソンの3人が揃い踏み。20日までの3日間、バレンシアでテストを実施した。
テストの目的はタイヤ・チョイスの最終決定と開幕戦メルボルンに向けてのエアロ形状の設定、ホンダ・エンジンの信頼性の向上。最終日は天気に恵まれなかったものの、チームは3日間で1900kmを計上した。
佐藤琢磨は、「最後の2テストは僕らにとって極めて重要なもの。チーム全体が集まり、オーストラリアに向けて多いに盛り上がった。ニューマシンにも乗れたし、テストも大成功」とコメント。
「タイヤ、セットアップ作業のほか、フルのレースシュミレーションもこなした。最終日は悪天候のため満足な走りが出来なかったが、前半はいいテスト内容が実現できた」
「準備に終わりはない。だがマシンのフィーリングは良く、レースに自信を持って臨むことができる。マシンはスピードも信頼性も充分にあっているから、メルボルンでパフォーマンスを披露できるのが待ちきれないよ」
今後チームは、シルバーストーンに移動して開幕前の最終調整を行う。