6日、東京六本木のホテル、グランドハイアット東京で新型ボルボ『S40』&『V50』が発表された。「S40&V50のスタイリングでは、ボルボに見えることが大切」と広報の柳田純克氏は言う。
垂直に切り立つ伝統の格子状フロントグリルや、やはり伝統のVシェイプボンネットが全体に引き締まった印象を与える。ワイドショルダーはスポーティさとダイナミックさを印象付け、若さを表し、さらに見た目でも安全性を表し、「ボルボであること証明している」と柳田氏は語る。
フロントノーズは緩やかに丸められ、スタイリングにかたまり感を与えながら、対歩行者の衝突軽減にもつながる。S40のテールランプは筋肉質なイメージをもち、切り立ったリアエンドによりそれが更に強調されている。柳田氏は「トータルで伝統とモダンを兼ね備えた若々しい印象のスタイリングになっている」と解説する。
S40のデザインイメージは「彗星」だそうだ。流れるようなサイドライン、せり上がったテールエンドはスピード感をもたせ、クルマが止まっている時でも走りを感じさせるデザインをめざした。またV50もテールライトを前方に寝かすことで、前進するイメージを形にしたとのこと。
全体のサイズはコンパクトながらも、トレッドやホイールベースが拡大されたことで、デザインでも走りの安定感、軽快さ、踏ん張り感を表現するよう意図した。