線路内クルマ放置、大事故発生を狙った?

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警視庁は21日、東京都大田区内の東急電鉄・池上線で発生した電車とクルマの衝突事故について、この事故が故意に仕組まれたものである可能性が高いことを示唆した。

クルマの所有者とは連絡が取れず、放置されていた場所についても単なる誤進入とは考えにくいことがその理由だとしている。

警視庁・捜査1課、同・池上署によると、事故は20日の午前5時5分ごろに起きた。東京都大田区池上7丁目付近の東急池上線・千鳥町−池上駅間の線路上にクルマが進入しているのを下り始発電車の運転士が発見、急ブレーキを掛けた。

しかし、夜明け前だったこともあり、発見のタイミングが遅れたことからブレーキ操作が遅れ、電車はクルマに激突した。

このクルマは近くの踏切から線路内に進入していたことがわかったが、後の調べで衝突前は上下線の両方を塞ぐ形で中央部に、車体を斜めにした状態で放置されていたこともわかった。

また、現場に向かって進入する下り電車は直前に国道1号線をオーバーパスするため、クルマは、電車からは下り坂を降り始めてからでないと目視できない場所にあった。しかも街灯が存在しない場所を選んで放置していたとみられる。

こうした状況から「何者が故意にこの場所でクルマを放置し、電車との衝突事故を故意に狙った」という可能性が極めて高いという。

ナンバープレートの登録情報から、電車と衝突したクルマの所有者は目黒区内に在住していることが確認されたが、電話での連絡はおろか、警察官が家を訪問しても留守のままとなっており、連絡は全く取れない状態にある。

警察ではこうした状況から、所有者自身が事件に関わっている可能性も高いとみて、往来危険容疑での捜査を本格化させている。
《石田真一》

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