パイオニアは19日、車室内に理想的な音楽空間を構築する「オート・インテグラル サウンド システム」を搭載したモデルを4機種に拡充するとともに、「マルチカラー有機ELディスプレイ」を採用した1DINヘッドユニット2機種もラインナップに加えた。
いずれも春モデルのオーディオとして同社が発売するもので、2月上旬から3月下旬に掛けて、ハイエンドからローエンドまで11機種が順次発売される。
「オート・インテグラル サウンド システム」は、車室内の複雑な空間形状や窓ガラスによる音の反射・吸収などをヘッドユニットが最適数値を測定・演算し、自動的に調整するというもの。測定プロセスは336ステップにも及ぶが、ユーザーはボタンひとつ押すだけでOK。調整自体も約4分で済むという。
春モデルでは2DINメインユニットの『FH-P099MD』と『FH-P077MD』、1DINメインユニットの『DEH-P099』と『DEH-P088』に「オート・インテグラル サウンド システム」が採用されている。
また、DEH-P099とDEH-P088の2機種には、ブルー4階調×レッド4階調の計16色の変化が可能な「マルチカラーOEL(有機EL)ディスプレイ」も採用している。操作メニューをわかりやすく示すだけではなく、フルモーション3Dグラフィックスの表示も可能としている。
発売後は同社Webサイトから新しいグラフィックをダウンロードし、CD-R/RWを通してインストールすることもできる。
価格は2DINメインユニットのFH-P099MDが11万円、1DINメインユニットのDEH-P099が7万5000円となっている。