気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年1月14日付
●富士重工が成果主義導入(読売・8面)
●消費事情ランキング、街中でもSUV(読売・11面)
●イラク支援第1弾、来月からパトカー600台(朝日・1面)
●道路公団取引企業 使途秘匿金2億円余 運転手派遣で架空人件費権(朝日・1面)
●「春闘は死語」奥田経団連会長が連合にチクリ(朝日・9面)
●トヨタは2900億円一部を株式物納(朝日・11面)
●ETC割引モニター、新たに20万台追加、国交相(東京・8面)
●高速鉄道に「新幹線」方式を。奥田氏、来月にも訪中(東京・9面)
●三菱自、1000億円増資へ(日経・1面)
●平成の名経営者、本社調査、ゴーン氏トップ、改革指導力を評価(日経・1面)
●トヨタ・張社長、欧州・中国で販売網拡充、車台、6つに絞り込む(日経・11面)
●住友商事、自動車ローン、海外で拡充、ベトナムや中国に進出(日経・15面)
●トヨタカローラ八戸、豊田通商とタイに販社(日経・15面)
ひとくちコメント
「平成の名経営者」に最もふさわしい人物は誰か。バブル崩壊後、15年が経過したのを機に、日経新聞が主要企業トップや市場関係者、読者らを対象にアンケート調査を実施したところ、日産自動車のカルロス・ゴーン社長が1位に選ばれたという。きょうの日経が1面と関連記事を17面に掲載している。
それによると、ゴーン社長は明確な方針と目標を掲げ、破たんの瀬戸際にあった日産を短期間で立て直しその統率力が幅広い層から支持を集めたという。2位には奥田碩・トヨタ自動車会長、3位はキャノンの御手洗冨士夫社長だった。
トヨタは張冨士夫社長も13位で、ベスト20にトヨタから奥田、張の2氏が入った。さらにトヨタでは50位に豊田英二氏、56位に豊田章一郎氏も顔をのぞかせている。
このほか自動車関連では、26位にスズキの鈴木修会長、86位にホンダの吉野浩行前社長が選ばれたが、企業業績低下とともに“迷”経営者は増えたものの、経済界も人材難不足は否めない。