【新聞ウォッチ】どこまで進む円高・ドル安……奥田碩会長「臨界点は105円」

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年1月7日付

●車の事故「夫」が計画、生前のダイアナ元妃の手紙、英紙が明らかに(読売・2面)

●経済3団体トップ、「景気に明るさ」一致、年頭会見、「中小」には厳しさも(読売・8面)

●トヨタ営業機能、名古屋駅前へ(読売・8面)

●スズス「ワゴンR」販売200万台突破(読売・8面)

●ブレーク:三菱ふそうトラック・バス社長のヴィルフリート・ポートさん「食事はなじんだが、敬語は(読売・8面)

●中国、燃料電池車を開発、最高速120キロ、トヨタ製の8割(朝日・10面)

●米新車販売、日本大手順調、米3強ダウン(朝日・10面)

●日産ゴーン氏、「円高対応可能な範囲」米での販売拡大に自信(毎日・8面)

●スピード違反に大阪甘い、他県なら90日なら、免停30日のケースも(毎日・25面)

●燃料電池に「世界基準」欧州とも調整、日米協定、年内締結へ(産経・9面)

●得意分野狙い撃ち、北米自動車ショーで 日米 火花(東京・8面)

●新型車「FW26」お披露目、F1のウィリアムズ(東京・18面)

●パリダカ 激走 増岡暫定総合一位、篠塚は前日と同じ11日(東京・18面)

●連日の円高、105台に迫る、円売り介入(日経・1面)

●SARS、企業に抵抗力、中国ビジネス、冷静な対応(日経・3面)

●トラック、16台に次々衝突、神奈川・寒川1人が死亡(日経・39面)

ひとくちコメント

年が明けて円高・ドル安が進み、円ドル相場は1ドル=105円台をうかがいながら狭い範囲でもみ合う展開が続いている。こうしたなか、経営や景気に悪影響を与えかねないと懸念する経営者が増え始めている。

きょうの日経などが取り上げているが、きのうは日本経団連など経済3団体の新年祝賀会が都内のホテルで行われ、席上、奥田碩会長は「臨界点は105円」と言い切った。

一方、毎日によると、デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーに出席中のカルロス・ゴーン日産自動車社長は「ドルが暴落しているわけではなく、劇的な打撃を被るとは考えていない。計算して対応できる範囲だ」と述べ、現状程度なら日本の自動車メーカーへの影響は限定的との見方を示した。

ゴーン社長は日産の米国での販売車の現地生産比率が8割に達するなど、日本メーカーが為替変動に左右されにくい体質になっていることなどを理由に上げているが、輸出型企業は「どこまで進むか不安」(出井伸之・ソニー会長)というのが本音だろう。

《福田俊之》

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