トヨタ自動車は、『クラウン』をフルモデルチェンジして22日から発売した。
新型で12代目となるクラウンは「静から躍動への変革」を念頭に全てを原点から発想するクルマづくりを行い、プラットフォームやエンジンなど、主要コンポ−ネントを一新した。
今回のモデルチェンジはロイヤル系とアスリート系のみで、マジェスタ系は当面、現行モデル据え置きとなる。
新型クラウンのスタイリングは「書の勢い」をモチーフにしたサイドビューとするなど、気品と躍動感の演出とともに、キャビンを動きのあるシルエットに一新した。
最大の特徴が、運動性能だ。新開発のプラットフォーム、新開発V型6気筒3.0リットル、2.5リットルの直噴ガソリンエンジンにそれぞれ6速と5速のオートマチックトランスミッションを組み合わせたパワートレイン、新開発の電動パワーステアリングなど、基本構成部品を原点から見直した。
予防安全では、VSC&TRC、EBD付ABS、ブレーキアシスト、衝突安全では、進化させたGOAなどを採用したほか、夜間走行時の視認性を高める新開発のナイトビュー、インテリジェントAFSなど、先進の安全性能を設定した。
このほか、リモートコントロールキーによる解錠と施鍵とプッシュボタンでエンジンを始動するスマートエントリー&スタートシステム、左右独立温度コントロール付フルオートエアコン、マイナスイオン発生装置など、快適装備も充実させた。
販売計画は月販5000台。価格は前モデルと比べると全体的にアップしており、「ロイヤルサルーンG」が470万円、「アスリート」の2.5リットルが350万円。