【神尾寿のアンプラグドWeek】逆襲のFOMA、“究極の”900i発表

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■「900iは名実ともに世界最強の3Gケータイ。究極のiモードケータイ」(DoCoMo夏野部長)

3G(第3世代携帯電話)先行の優位を生かすauに対して、ついにNTTドコモが反撃ののろしをあげた。その決戦兵器が、12月18日に発表された次期主力FOMAの「900iシリーズ」だ。

今回の900iは、NTTドコモの"スペードのエース"であるiモード事業本部が総力を結集。型番を従来型FOMAの4ケタから3ケタに変更し、それ以上上がない数字「9」を冠するなど、これまでのFOMAからの決別と不退転の決意を示した。NTTドコモiモード企画部の夏野剛部長は、
「900iは名実ともに世界最強の3Gケータイ。究極のiモードケータイ」
と、自信を強調する。

具体的には、バッテリー持続時間を待受で全機種300時間まで拡大、重量も130g以下に抑えるなど基本性能を大幅に向上した上で、7つの新機能を搭載した。

1) デコメール
HTML形式を使い、メールの表現力を向上。文字の拡大やカラー変更、写真や画像の張り込みができる。

2) iアプリの機能向上
iアプリのサイズを100KB化し、さらにデータ記憶領域(スクラッチパッド)を400KBまで拡大。あわせて最大500KBのiアプリが作れるようになった。iアプリ自体の実行能力も向上し、スクウェアエニックスの「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」をはじめ、往年の名作ゲームが移植可能になった。

3) アバターTV電話「キャラ電」
TV電話時にアニメ画像のアバター(分身)を登場させる機能。自分の映像を出せない時に使える。

4) 「着モーション」
着信時のムービーやボーカル入り楽曲の再生機能。auの「着ムービー」やEZ「着うた」に相当する機能だが、音楽圧縮にMP3より高音質なAACを採用するなど、auへの対決姿勢を強めている。900i向け「着うた」も提供される。

5) Macromedia Flash
505iから採用されているMacromedia FlashをFOMAに採用するとともに、最大サイズを100KBに拡大。iメニューをFlashに置き換える事で、表現力豊かなインターフェイスを実現した。

6) 全機種メガピクセル
900iは全機種メガピクセル対応で、SH900i、N900iは200万画素カメラモデルだ。

7) 全機種メモリースロット搭載
全機種、メモリースティックDuoかminiSDメモリースロットを搭載した。

ほかにも、赤外線通信機能やQRコード読み取り機能を標準搭載するなど、これまでのFOMAが505iシリーズより劣っていた部分は払拭されている。

またデザインは今回とくに注力されたポイントで、すべてのモデルではデザイン性と質感の向上が図られている。auは今期、デザインオリエンテッドな「INFOBAR」を発売して好評を博しているが、
「デザインのよさとは、単に奇抜なデザインではない」(夏野部長)
と、チクリ。900iはあくまで全体的なデザインのクオリティを上げる路線だと語った。

《神尾寿》

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