ダイムラークライスラー日本は、メルセデスベンツの『Eクラス』セダン、『Sクラス』、『CLクラス』、『SLクラス』の5リッターV型8気筒エンジン搭載モデルに、市販乗用車のトルコン式オートマチックトランスミッション(AT)では世界初となる、電子制御7速ATの「7G-TRONIC」を装備して17日から発売した。
新開発ATは、従来の5ATと比べて各ギア間のギア比が接近、滑らかで、すばやいシフトチェンジを行うとともに、加速時にはアクセル開度に応じて2段のシフトダウンを行い、加速性能を向上させた。さらに、1速から機能するロックアップ機構によって燃費性能も向上した。トランスミッションケースは、軽量なマグネシウム素材を採用、従来の5ATと同等の重量を実現した。
価格は「E500アバンギャルド」が875万円、「S500」が1085万円。